
香取慎吾 / / ジェネオン エンタテインメント
ISBN : B0001GGTG2
やっとこさ、「新選組!」を購入した。
なんてったって、本やCDとは違ってお高いから、なかなか手がだせずにいたんですよね。
でも、今年こそ買うぞ。
と意気込んで、買いました。
中古ですけど(゚∀゚)アヒャ
今、8話まで見終わったんですが、これ、やっぱりドラマとしては凄く面白いですよね。
なんで、この大河ドラマがブーイングだったのかわからないくらい。
めちゃ面白いじゃないですか。
面白いだけじゃなくて、見てる側に訴えかけてくるものも多い。
大河ドラマで「セリフ」を気にしたことはあまりなかったけど、このドラマはセリフの一つ一つにも重みがある。
そして心に残る一言が多い。
私は放送をリアルタイムで毎週(ビデオ撮りしたこともあったけど)みてた。
繰り返し見ていた記憶はないのだけど、次何のセリフがくるかってのを覚えている箇所が多くあった。
自分でも驚いた。
一年に及ぶ大河ドラマのセリフを覚えられるはずもなく、もちろん覚えようとしたこともなかったが、自然に覚えていた。
それだけ、インパクトのあるセリフなんだと思う。
最近、三谷幸喜のエッセイを読んだ。
なるほど、歴史の史実と違うことが描かれているから、ブーイングが多かったらしい。
確かに、この人物とあの人物がこの時点で知り合いだったとは考えられないし、はじめてみた人が、それを事実と受け止めることの危険性はあるかもしれない。
しかし、事実よりも面白いドラマに仕上がっているのだから、これはこれでいいんじゃないのか。
事実が知りたければ、自分で調べればいい話。
それよりも、このドラマを見ることで、歴史ファンが増えたり、こういうありえない設定を面白いと感じる人がいればそれでいいんじゃないだろうかと。
歴史モノを扱う作品は、とにかく、「史実と違う」というクレームが多くよせられるそう。
私の好きな「天上の虹」も作者の里中さんがそのへんを苦労されているようだった。
しかし、歴史ものを書くときは必ず史実に基づいて描かねばならないという法律はないし、その時代に自分が生きていたわけでもないので、本当のところなんて、完璧に分かる人なんていない。
ひたすら、「史実と異なる」とクレームをつけたがる人は、その点どう考えているのか。
ある一つの事実があったのしても、それを捉えるのは個人によっても差はあるし、いろんな解釈があってもいいじゃないか。
この「新選組!」はブーイングが多かったわりに、別のところでは絶大なる人気があったのも確か。私のまわりに、他の大河ドラマは見ないけど、「新選組!」は見たという人もたくさんいる。
そして、大河ドラマにアンコールがあり、続きを制作されたのも、この作品だけある。
私が購入したDVDのブックレットには三谷さんがメッセージを書いているが、ブーイング衆にむけたメッセージが書かれており、残念に思った。
もっと自信もって、これだけ面白い大河をかけるのは他にはいないだろうって、書けばよかったのに、と個人的に思った。
バッシングがよほどきつかったのだと察した。
まぁ、それはさておき、私の人生の中で「素晴らしいドラマ」ベスト3にランクインすることは間違いない。
それくらい、面白く素敵なドラマだ。
史実をきっちり知っている、相棒君もこれはこれで凄く面白いと言って一緒に見ているので、ブーイングやバッシングをしたがる人も、もう一度一呼吸おいて、見てみてはいかがだろうか。
▲ by himenobile | 2008-08-01 15:40 | ┗ 新撰組!&義経