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ただいま実習中♪

一ヶ月ぶりに、病院での実習。
一ヶ月もダ~ラダラしてたら、体も心も怠け癖がついちゃって、今週はかなりやばかったです。元のペースに戻すのに。
頭も、遊び&リラックスモードのため、看護計画がなかなか進まず、やり方さえ忘れそうになっていました。
やばーーーい!!!

なんとか、一週間を乗り越え、昨日は帰ってすぐに倒れこみ、晩御飯も忘れて、朝まで爆睡してました。そして、朝からバイト~、帰ってきて記録~・・・。
できました!!記録!!素晴らしい~。
明日、出かけるから仕方なしなんですけどね^^


私の受け持っていた患者さんは今日、退院されました。
一週間の入院。来週からまた新しい患者さんです。
一週間の関わりだし、あっという間で、理解する前に退院されるんだろうなぁ~なんて、思ってましたが、この患者さんは私の、受け持ち史上で、かなりの印象に残る患者さんとなりました。

まったく、視覚障害があるものの、経過になんの問題もなく理解力もあり、自立されている患者さんだったので、介入することがほとんどなく、コミュニケーションを中心とした、関わりとなっていました。毎日訪室すると、「今日は何の話をしましょうね」と話すことを楽しみにしておられるようだったので、私も居心地がよく、よく話をしにいってました。

この患者さん80代なのに、頭の回転もよくて、世界情勢についても、もの凄く詳しく、いろんな事を教えてもらいました。
患者さんのことを、聞きに行ってるのに、いつもなぜか、政治についての話になっていたり、討論がはじまったり、教育や親のあり方、歴史を学ぶことの意味など、興味深い話を沢山してくださいました。

その中でも、昨日話してくださった戦争や戦時中の話は心に響きました。
とある、話から「特攻隊」の話になり「ほたる」という映画を知っているか?とたずねられました。
知らなかったので「知らないです」と答えると、映画の簡単な内容について話してくれました。







戦時中、10代から20代の若い兵士たちが、特攻隊に選ばれ国のためといわれて、命を落としていっていたのよね。もちろん、その命令にはさからえないから、従うしかないの。
片道の燃料しかつまされず、死んで帰ってくることが当たり前のように行われていたのよ。使い捨てのような飛行機を選んで、乗せるわけだから、そりゃ随分と、敵の陣地に着く前に墜落したり、役目をも果たせず、誰もいない海に、たった一人ぼっちで放り出されて死んでいったのよ。もしも、生き残ったとしても、「恥」だから、本国には帰れず、殆どの人が自殺するのね。家族の為に死ぬのよ。中傷されることを恐れてね。

そして、特攻隊に選ばれた人たちが集まる宿のような所があったの。敵国に向かう基地の近くにあったのよ。その宿の女将さんがその子達の母親代わりとなって、いろいろお世話していたのね。出発していく若い兵士達に、母親のような言葉をかけて送り出していた。「死んじゃダメだよ」というと、「お母さん。僕は死なないよ。いつか、ホタルのような光になって、お母さんの元に帰って来るからね」という言葉を残して、敵国に旅立っていった。そうすると、その母親代わりをしていた、母のもとに季節外れの「ほたる」が来たって言う話なの。もちろんどこまでが事実なのかはわからないけど、あなたに10代や20代そこらの、若い子達が、国のためといって死んでいった気持ちがわかる?国のためなんて、口ではいっているけど、誰が心の底から「国のため」なんて思いながら死んでいったと思う?誰が「天皇陛下のため」なんて思いながら死んでいったと思う?みんな「お母さん」って叫びながら死んでいったのよ。



ここまでの話を聞いて私は、泣いてしまいました。
もちろん特攻隊というものが、どういうものか知っていたので、わかっていたつもりだったけど、生で戦争を体験した人の言葉が、胸にささってしまったようでした。
夏休みに旅行に行った、鹿児島県の「知覧」がその一つの舞台だと、教えてもらって、ただなんとなくフラフラと観光していた自分が恥ずかしく、情けなく、そんな気持ちもあいまって、感極まったのかもしれないと思いました。

ばれないようにしていたつもりが、患者さんには伝わっていたようで、私の手を握って
気持ちを察してくれているようでした。

「だからね、もう二度とあんなバカなことしちゃいけないの。戦争なんてくだらないだけ。なんで戦争がなくならないのか?っていう問いに、だれかが、男は闘争心という、本能があるから。なんて言っていたけど、本能のまま生きるなんてそれは人間じゃないね。動物と一緒。人間には理性というものを授けられている。これを忘れちゃいけない」


これからも、戦争はなくならないかもしれない。いや、きっとなくならないと思う。
時は過ぎて、生で戦争を体験した人がどんどん亡くなっていく。戦争は昔の出来事、化石みたいなもの。と認識してしまう事が一般化されていく。
こういう事こそが一番危ない。
でも頭の中で、戦争について考えてみたって、「ダメ」と言う事は分かるかもしれないけど、それ以上の気持ちや、理由はなかなか見つからないような気がする。
だからこそ、戦争体験者の話を聞いたり、映画を観たり心で感じることが大切なんだと思う。気持ちや感情は風化することもあるけれど、意外と残っていることも多い。

最近の憲法改正の動きもキケンなニオイがする。
歴史は繰り返される。
これは人類史上免れないことなのかもしれないけど、無理だとあきらめてしまうのでは、あまりにも悲しすぎる。そうならないために、私はどうしていけばいいのかな~と考えさせられた一日でした。

by himenobile | 2005-10-22 21:08 | ♪看護&医療