教養としての医者語

カルテ記載なんかで使う用語。略語。
ふと、そういやーこれ、元はなんていう言葉なんだろうーと思うことがある。
包帯交換のことを、略してVWと書く。
しかし、何の略かはわからない。

しらべてみたら、面白いサイトがでてきた。
難解なカルテを読み解こうという連載だ。


【例文】
(1)君は手先が器用だから,メスザイテに向いていると思うよ。
(2)VW. Wunde: rein. Verlauf: glatt.
(3)d.e.(-),defense(-),Blumberg(+).
(4)抜糸したら●開してしまったのでデブリしてナートし直した。

標準的な日本語に訳すと:
(1)君は手先が器用だから,外科系に向いていると思うよ。
(2)ガーゼ交換(を行った)。術創はきれい。経過良好。
(3)圧痛なし,筋性防御陰性,ブルンベルグ徴候陽性。
(4)抜糸したら傷口が開いてしまったので創面切除して縫合し直した。


読んでみたら、そこそこわかるし、確実とまではわからなくても、ニュアンスでこういうことだろうーなーと捉える事はできます。
でも、きっちり訳してもらうと、そーなんだ!とスッキリしますね。

しかし、この例文で一つつっこませてもらいたいのですが、わざわざ「君はメスザイテに向いてるね。」なんて言うんだろうか?
普通に「外科に向いてるねぇ」でいいじゃん?
なんか、こういう言い方されたら、気持ち悪い。
(気がする)

余談ですが、うちの病院の整形部長は、滲出液のでている患者のことを、
「あの人、まだ汁でてるけど、もういいんちゃう?リハビリ病棟にいってもらおっかー」
と言っていた。
せ、、せんせい・・・・。
し・・汁って・・・^^;
みんな笑ってましたけど、気さくで面白い先生なので、まァ、いいか^^;



ちなみに、VWはVerbandwechselの略語であった。
なげー!!

その他の解説も面白い。
一部、抜粋させてもらうとこんなかんじ。


「フォルクスワーゲンではない
 外科系のカルテは表記が簡素というか,術後などほとんど書いてないことが多々ある。日付のあとにVWないしGWとだけ書かれてあったり。これはVerbandwechsel,Gazewechselの略で,包帯交換・ガーゼ交換のこと。もともとフェアバンド(包帯)をしておらず,ガーゼだけ交換することもあるのに,使用頻度は前者の方が圧倒的に多いようだ。Wechsel(ヴェクセル)は変わること,換える(変える,替える)こと。Wunde(ヴンデ)とは英語woundからご想像のとおり,傷創ないし怪我。rein(ライン)は「きれいな,純粋な」という形容詞。ここでは術創が血液,浸出液,膿などで汚れていない状態を表現している。フェアラウフ(経過)は一度整形外科特集で出てきた。glatt(グラット)はもともと「平らな,滑らかな」,そこから派生して「円滑な,順調な」。術後経過の形容としては,Nachblutung(ナッハブルートゥンク:後出血)や譫妄など起こしていない状態を指す。例文の内容に相当する英語を考えると,Dressing change. The wound appears clean. Smooth post-operative course.というところか」


ふむふむ。
なかなか勉強になります。
そして、明日から使ってやろうか~と思うのだが、看護記録記載マニュアルというのがあって、当院で決められた略語以外は使ってはならないのだった・・・。
ちぇー。


サイトアドレスはコチラ→http://www.igaku-shoin.co.jp/nwsppr/n2006dir/n2695dir/n2695_04.htm
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by himenobile | 2006-09-24 19:39 | ♪看護&医療