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ゲド戦記

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ゲド戦記を見ました。
なんだか、巷では評判がよろしくないようですね。
まぁ、率直に言うと「めちゃ面白い!」という映画ではなかったけど、ストレートな映画だなぁとは思いました。

このご時世だからこそ、伝えたいメッセージなのかな?とも思いましたが、ストレートすぎやしませんかね?
命の大切さを必死に訴えていて、「あーわかったわかった」と言いたくなるほどでした。

もちろん、原作を読んでいないのでわからないところも、多々あったのですが、わからないところがあるのはいつものことなので、免疫はあります。
だって、「ハウルの城」もわけわからず、途中で眠たくなってしまったし・・・こないだテレビで放映されているのをみて、「あ・面白いかも・・・」とようやく感じました。
私は頭が弱いので、2回位はみないと理解できないのかもしれません・・・。



以下ネタばれあり


でも、なんで、主人公は父を殺さなきゃならなかったのだろうか・・・。
理由はないの?だとしたら、今の若者がやる殺人と同じ心境なのか?
ゲーム感覚、ちょっとカっときて、血が見たかった、死ぬというところを見てみたかった。
そんな理由なのだろうか?
影に追われていたのは、その頃からなのか、父を殺してからなのか?
よくわからない。

あと、テルーが竜だったのは??なぜ?何者?
光と影(テルーと主人公)が一体化して、竜になり、人間と共存するということ?
むむむ。わからん。

クモという魔法使いも、強いといっている割には、弱かったんですけど。
賢者ともあろう人が、塔に入ってしまったら、なんの魔法も使えなくなってしまうものなのか?
んでもって、クモの最後はむちゃくちゃすぎる。
なにより顔がこえーよ。
しかも、その顔でドアップ長すぎる。
子どもが見たら泣くよ?

主人公の男の子の顔も怖かったなぁ。恐怖におびえるあの目。見開いた目。
エヴァンゲリオンのしんちゃんを思い出してしまった。
逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ・・。

あと、「テルーの唄」のシーン。
あんなに長いとは思わず、驚いてしまった。
ちょこっと挿入歌として、流れるのかなぁと思っていたけど、何番まで歌っていたのかなぁ~。
めちゃくちゃ長かったよ。
映画館がシーンと静まり返って、でも長すぎて居心地悪かったんですけど。
でも、あの歌はいいですね。
昨日からずっと、頭の中で流れています。
主人公の男の子が泣くのも無理はない。
でも、やっぱり映画であの長さは異常じゃないのだろうか(笑)

テーマは命の大切さ。
死があるからこそ、生は美しい。
生かされていることに感謝しなくちゃいけない。

こんなことは、私にもわかること。
それを、映画にしてたくさんの人に伝えることは大事なことかもしれない。
でも、胸にジーンとくる台詞ではなかったなぁ。
何かを感じ取る映画ではなかったなぁ。
誰にでもわかりやすく、ちゃんと登場人物が台詞で言ってたから。
そこんところが残念だったかも。
しかも、そんなに緊迫したシーンでもなく、普通に語っていましたから。
あそこを、映画の特性を生かして、胸を打つシーンがかけたら・・・と思いました。
厳しいかしら?笑


映画の感想ではないですが、不老不死を求めるなんて、私にはできないことだなぁと思った。
魔女は、永遠の命を手にしたがっていたけど、長く生きつづけることこそ辛いことはない。
愛するもの達に去られ、一人生き続けなければならないなんて。
そんな惨い話はない。
そんなことを思う私は、心が汚れてしまっているのかなぁ。
刹那な命だからこそ、輝いていて、生きることができるんだと思うんだけどなぁ。
by himenobile | 2006-08-03 00:30 | ♪映画

チャリンコを走らせながら日々の思いを書き綴る、小ナスの言いたい放題日記 


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