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お通夜

今日は祖母のお通夜だった。
私の人生で3回目。
しかも、公共のホールを借りての場は初めて。

すべてがピカピカで、結婚式披露宴でもできそうな雰囲気。
しっかり教育されたサービス業のプロ達による、スムーズな対応と流れ運び。
お辞儀や合掌のタイミングまでサポート。
あまりにも、つつがないので正直、興ざめ気分‥。

最近では、こういったスタイルが定番なのか。
親族にとっては、場を借りるだけでなんの段取りや気遣いもせずに済むので、確かに気楽で便利。
まあ言えば、その場では自分たちもお客様なのだから。

でも、宗教やその土地に伝わる伝統的?なスタイルを考えてみると”大変”というマイナス的な面だけでなくプラス面も多いような気がした。
一番違うのは、”手作り”という所。
親族や町内の人達とみんなで助け合って、亡き人の為にお別れの会という場を作り、進行させる。仕出しの注文や、弔問客への対応、もってかえってもらうものの包装とか、もう何から何まで‥。
悲しむ暇がないほど、忙しかったような気がする。
でも終った後は、心の中に充実感が残りそして思い出にかわる。
田舎の方では、こういったスタイルがまだまだ残っているよう。

だからといって、新興住宅地や学研都市なんかでこれはなかなか難しいかもしれない。町内の付き合いなんて軽視されがちになってきている。
何よりもプライベートやプライバシーを保ち、守り、めんどくさい人づきあいを避ける傾向にあるのだから。何もかもが美しいだけの、仮面を被った町。
歴史もなにもない、古くて汚いものが一掃された町。
だからどうなのか?って言われるとどうしようもないんだけど、なんだか寂しい気がする。心がないというか。

世の中何もかもが、便利になりすぎて残るものが少なくなってきているような気がする。その分苦労した事が、強烈に自分の中で経験として残るのだが‥

明日はお葬式。
話はだいぶ、反れてしまったが、通過儀礼的なスタイルの中でも心を持って亡き人を偲び、しっかり送ってあげたいと思う。
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by himenobile | 2004-10-09 00:17 | ♪うらら日記