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カリンニコフ交響曲第一番&第二番

カリンニコフ交響曲第一番&第二番_b0039246_1945039.jpgsamuel friedmann指揮のCDの感想

「じゃ、今日は初合奏ですけど、とりあえずテンポはずーーっとこれで、とりあえずあわせてみましょうねー。」
そんな声が聞こえてきそうな、演奏です。
ポイントは激遅、盛り上がりなしの淡々とした演奏。
もしかして、指揮者なんていなくて、メトロノームにあわせて演奏してるんじゃないのか?という錯覚にまで襲われる始末。

なにが悪いって、弦の切れの悪さ。
そしてこのテンポの遅さで悪酔いしてしまう。
音がくだるところは、おもむろに滑ってますし、え??え??マジ??いいのこれ、録音しちゃって。マルレオケ??
決壊どころの騒ぎではない。バランス悪すぎ。
今は、金管のきかせどころだよ?っていうところで、弦が前に出てくるから、洗濯機の中の洗濯物状態になってしまう。

ホルンの音色は結構きれいなんだけど、ペットも上手なところもあるんだけど、独り善がりでソロ気分で吹いてる人がいるから、あわないの。フルートも緊張しすぎですか?
弦の歯切れの悪さは、喉にモチをつまらせたかのよう。苦しい。
みんな好き勝手やっちゃって、指揮者いじめ?

1楽章
本当の最後の最後までやってくれる、ペット。激烈にヒドイ。そして・・・fin・・みたいな。
きっと、ターニャは唖然顔。(冷や汗、口ポカン状態)

2楽章
まだ比較的聞いていられる。これはちゃんと練習されていたのか?チェロがいい響き。オーボエもいい。でもバイオリンのピッチが悪すぎる。

3楽章
めっちゃ頑張って張り切っているのがよくわかる。
気持ちは伝わるが、技術がついてこない。

4楽章
はじまりからもう、ドよーーン。です。
たぶん、弦の人が「もうすぐアレが来る・・・あれやるのいやだよね??私もやだーー泣きたーーい。」って心で葛藤してるんだろう。1楽章からも遅いと思っていたけど、さらに遅くなります。これ?何の曲?ってかんじ。指がまわらないんだろうなぁ・・・せっかくの聞かせどころが台無しです。
ボーンが旋律吹くところの弦の乱れ様は本当にすごい。
乱れまくりです。もう、除細動かけないと、死にそうです。

でも、最後のトライアングル、N響の人より上手。


同時収録の「ルスランとリュドミラ」のダンスはこれまたいい。
気持ちいい。うまい。
同じオケとは思えない。
けど、やっぱりパパパパーーン!っていうようなリズムの早いところは、すべってる。けど、全然許容範囲。
カリがひどすぎたせい??
by himenobile | 2006-02-07 19:01 | ┣カリンニコフ

チャリンコを走らせながら日々の思いを書き綴る、小ナスの言いたい放題日記 


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