2005年 10月 26日
深夜のお客様
最近、めっきり寒くなってきた。
秋も深まり、そろそろ紅葉のシーズン。
赤や黄色、緑で彩られる山々を見ていると、ああ・・日本に生まれてよかった。
そうかんじさせてくれるのも、秋の醍醐味である。
開放感が好きで、大の夏好きな私にとっても、自然が織り成すなんともいわれぬ
色彩に息をのみ、感動にうちふるえる。
そして、そんな秋半ば、毎年最後の力を振り絞って、部屋に訪れるお客様がいる。
今年も、そのお客様はやってきた。
決まって登場するのは深夜1時から3時の間。
この時間、普通の生活をしている人間にとっては、寝る時間。
美しさを保つためにも、この時間は熟睡している必要がある。
美容研究家の私にとってはなおさらである。
丁度昨夜もそのお客様がたずねて来られた。
お布団へ入って、まもなくのことである。
「明日は写真撮影があるから、よく眠らなくては・・・」そんなことを考えていたが
どうやらお客様は1人ではない様子。
そのご様子に、心から接待できない私はイライラして、部屋の明かりをつけた。
せっかくご接待して差し上げようと思ったのに、姿がない。
あきらめて、再度寝る。
しばらくすると、また耳元でお客様がささやかれる。
蚊の泣くような声で
「ぷぅぅぅぅぅぅん」と。
再度、接待しようと明かりをつけるが、姿はそこには無い。
それを、2~3回繰り替えしているうちに、とうとう私もおかしくなってきた。
あまりの、耳元での囁きに、お言葉ですが、「囁き所、間違ってるんちゃいます?」とお言葉返し。
幻聴が聞こえて、それを防ぐかのごとく、自分の頭を叩き続ける私。
それでも、囁き続ける、お客様。
「ウラァーーーーーーーーー!!!!!」
蚊の鳴くような、か細い声で、一括して電気をつけ、皿のような目で正体を探す。
はっと、横の壁をみると、1列に並んですましている、お客様がいる。
脳裏で「二頭を追うもの一頭も得ず」という格言がよぎる。
じゃあ1匹は見逃してやろうと思い、壁に平手を投げつける。
ドゴーーーーン!!
深夜に響き渡る、哲学を感じさせるような壁の音。
「どやっ!?」
ぷぅぅぅん・・
2匹で仲良く天井を飛んでいる。
仏の私も、「仏の顔も三度まで!」そう唱えて、追い掛け回し1匹、完全に沈黙させる。
再び、電気を消して相方を待つ。
私の作戦にまんまと引っかかり、フラフラとやってきた相方を、再度壁へ打ち付ける。
ドゴっ!!
2匹完全に沈黙
ようやく平和な夜が訪れた。
私は、温かい布団に身を寄せ、再び眠りに着いた。
・・・・・はずが、30分後、額の痒さに目を覚ます。
触って見ると、蕁麻疹のようなプックリした水疱が2つできている。
気のせいか痒い。
おかしい・・・そう思い耳を澄ましていると、お客様の気配。
いい加減おいとま願いたいのですが~という、恨みにも似た感情をぶつけると
あえなく、お客様沈黙。
今度は、私の栄養分を吸っておられたので、壁が汚れる。
汚らわしいため、深夜2時半一階に下りて、手を清める。
ついでだから、薬箱からムヒを取り出して、額に塗って、再び2階へ。
3匹もいらっしゃるとはめずらしい・・・そう思いながら今度こそは・・と思い眠りに着く。
・・・・はずが、勢いで塗ったはいいが、ムヒが目にしみてなかなか寝れない。
どうしてこんなことになるの!!!
半ばキレながら、朝方ようやく眠りにつけました。
今日とった、写真が配布されるのが、待ち遠しいです。
秋も深まり、そろそろ紅葉のシーズン。
赤や黄色、緑で彩られる山々を見ていると、ああ・・日本に生まれてよかった。
そうかんじさせてくれるのも、秋の醍醐味である。
開放感が好きで、大の夏好きな私にとっても、自然が織り成すなんともいわれぬ
色彩に息をのみ、感動にうちふるえる。
そして、そんな秋半ば、毎年最後の力を振り絞って、部屋に訪れるお客様がいる。
今年も、そのお客様はやってきた。
決まって登場するのは深夜1時から3時の間。
この時間、普通の生活をしている人間にとっては、寝る時間。
美しさを保つためにも、この時間は熟睡している必要がある。
美容研究家の私にとってはなおさらである。
丁度昨夜もそのお客様がたずねて来られた。
お布団へ入って、まもなくのことである。
「明日は写真撮影があるから、よく眠らなくては・・・」そんなことを考えていたが
どうやらお客様は1人ではない様子。
そのご様子に、心から接待できない私はイライラして、部屋の明かりをつけた。
せっかくご接待して差し上げようと思ったのに、姿がない。
あきらめて、再度寝る。
しばらくすると、また耳元でお客様がささやかれる。
蚊の泣くような声で
「ぷぅぅぅぅぅぅん」と。
再度、接待しようと明かりをつけるが、姿はそこには無い。
それを、2~3回繰り替えしているうちに、とうとう私もおかしくなってきた。
あまりの、耳元での囁きに、お言葉ですが、「囁き所、間違ってるんちゃいます?」とお言葉返し。
幻聴が聞こえて、それを防ぐかのごとく、自分の頭を叩き続ける私。
それでも、囁き続ける、お客様。
「ウラァーーーーーーーーー!!!!!」
蚊の鳴くような、か細い声で、一括して電気をつけ、皿のような目で正体を探す。
はっと、横の壁をみると、1列に並んですましている、お客様がいる。
脳裏で「二頭を追うもの一頭も得ず」という格言がよぎる。
じゃあ1匹は見逃してやろうと思い、壁に平手を投げつける。
ドゴーーーーン!!
深夜に響き渡る、哲学を感じさせるような壁の音。
「どやっ!?」
ぷぅぅぅん・・
2匹で仲良く天井を飛んでいる。
仏の私も、「仏の顔も三度まで!」そう唱えて、追い掛け回し1匹、完全に沈黙させる。
再び、電気を消して相方を待つ。
私の作戦にまんまと引っかかり、フラフラとやってきた相方を、再度壁へ打ち付ける。
ドゴっ!!
2匹完全に沈黙
ようやく平和な夜が訪れた。
私は、温かい布団に身を寄せ、再び眠りに着いた。
・・・・・はずが、30分後、額の痒さに目を覚ます。
触って見ると、蕁麻疹のようなプックリした水疱が2つできている。
気のせいか痒い。
おかしい・・・そう思い耳を澄ましていると、お客様の気配。
いい加減おいとま願いたいのですが~という、恨みにも似た感情をぶつけると
あえなく、お客様沈黙。
今度は、私の栄養分を吸っておられたので、壁が汚れる。
汚らわしいため、深夜2時半一階に下りて、手を清める。
ついでだから、薬箱からムヒを取り出して、額に塗って、再び2階へ。
3匹もいらっしゃるとはめずらしい・・・そう思いながら今度こそは・・と思い眠りに着く。
・・・・はずが、勢いで塗ったはいいが、ムヒが目にしみてなかなか寝れない。
どうしてこんなことになるの!!!
半ばキレながら、朝方ようやく眠りにつけました。
今日とった、写真が配布されるのが、待ち遠しいです。
by himenobile
| 2005-10-26 19:24
| ♪うらら日記