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深夜のお客様

最近、めっきり寒くなってきた。
秋も深まり、そろそろ紅葉のシーズン。
赤や黄色、緑で彩られる山々を見ていると、ああ・・日本に生まれてよかった。
そうかんじさせてくれるのも、秋の醍醐味である。
開放感が好きで、大の夏好きな私にとっても、自然が織り成すなんともいわれぬ
色彩に息をのみ、感動にうちふるえる。


そして、そんな秋半ば、毎年最後の力を振り絞って、部屋に訪れるお客様がいる。
今年も、そのお客様はやってきた。
決まって登場するのは深夜1時から3時の間。
この時間、普通の生活をしている人間にとっては、寝る時間。
美しさを保つためにも、この時間は熟睡している必要がある。
美容研究家の私にとってはなおさらである。

丁度昨夜もそのお客様がたずねて来られた。
お布団へ入って、まもなくのことである。
「明日は写真撮影があるから、よく眠らなくては・・・」そんなことを考えていたが
どうやらお客様は1人ではない様子。

そのご様子に、心から接待できない私はイライラして、部屋の明かりをつけた。
せっかくご接待して差し上げようと思ったのに、姿がない。
あきらめて、再度寝る。

しばらくすると、また耳元でお客様がささやかれる。
蚊の泣くような声で

「ぷぅぅぅぅぅぅん」と。

再度、接待しようと明かりをつけるが、姿はそこには無い。
それを、2~3回繰り替えしているうちに、とうとう私もおかしくなってきた。
あまりの、耳元での囁きに、お言葉ですが、「囁き所、間違ってるんちゃいます?」とお言葉返し。
幻聴が聞こえて、それを防ぐかのごとく、自分の頭を叩き続ける私。
それでも、囁き続ける、お客様。


「ウラァーーーーーーーーー!!!!!」


蚊の鳴くような、か細い声で、一括して電気をつけ、皿のような目で正体を探す。
はっと、横の壁をみると、1列に並んですましている、お客様がいる。
脳裏で「二頭を追うもの一頭も得ず」という格言がよぎる。
じゃあ1匹は見逃してやろうと思い、壁に平手を投げつける。


ドゴーーーーン!!
深夜に響き渡る、哲学を感じさせるような壁の音。



「どやっ!?」





ぷぅぅぅん・・




2匹で仲良く天井を飛んでいる。
仏の私も、「仏の顔も三度まで!」そう唱えて、追い掛け回し1匹、完全に沈黙させる。
再び、電気を消して相方を待つ。
私の作戦にまんまと引っかかり、フラフラとやってきた相方を、再度壁へ打ち付ける。




ドゴっ!!





2匹完全に沈黙



ようやく平和な夜が訪れた。
私は、温かい布団に身を寄せ、再び眠りに着いた。
・・・・・はずが、30分後、額の痒さに目を覚ます。
触って見ると、蕁麻疹のようなプックリした水疱が2つできている。
気のせいか痒い。


おかしい・・・そう思い耳を澄ましていると、お客様の気配。
いい加減おいとま願いたいのですが~という、恨みにも似た感情をぶつけると
あえなく、お客様沈黙。
今度は、私の栄養分を吸っておられたので、壁が汚れる。
汚らわしいため、深夜2時半一階に下りて、手を清める。
ついでだから、薬箱からムヒを取り出して、額に塗って、再び2階へ。
3匹もいらっしゃるとはめずらしい・・・そう思いながら今度こそは・・と思い眠りに着く。
・・・・はずが、勢いで塗ったはいいが、ムヒが目にしみてなかなか寝れない。



どうしてこんなことになるの!!!
半ばキレながら、朝方ようやく眠りにつけました。




今日とった、写真が配布されるのが、待ち遠しいです。
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by himenobile | 2005-10-26 19:24 | ♪うらら日記