人生の最期

こういう仕事をしているから、その人の人生の最期に立ち会うことも多い。

いろんな人がいるから、いろんな人生があってもいいと思うけど、

絶対に自分はこういう風にはならないでおこうと思う人も少なくは無い



ターミナル期に入るとそれが顕著に現れる。



最初はどうして家族はこないのだろう。
冷たいな~と思うこともあったけど、

そういうパターンを見ていると

この人がどういう人生を歩んできたか、対人関係なんかが垣間見れる


そういう態度が私達にも現れる。


なるほどな・・・
いくら子供といえども、いくら妻といえども、親といえども。。。。


と考えてしまうことも。


ターミナル期という辛く寂しい時期において、誰からも垣間見れない辛さに当たれるのは私達だけ。

やなヤツだな~と思う人は絶対に弱い人にしかあたらない。

ドクターにはヘコヘコしている。

このあいだは、傾聴してくれていた看護助手さんの顔を殴ったりとエスカレートしている。



患者の傍にいて傾聴するのも私達の仕事だけど、

患者はその人一人ではないし他にも手をかけたい患者は山ほどいる。

本当に手をかけ、ケアしていなかくてはいけない人ほど黙って一人で我慢している。


まぁ、なにもこういう現象は院内だけで起こっていることではなくて、

社会の中でも普通にあることなんだけど。


真面目に生きているものにとっては理不尽だと憤りを感じることも多々ある。

言ったもの勝ち、ごねたもの勝ち。

こういう風土がまかり通るこの現実に辟易する。



今日はまた夜勤。


「どうしてオレのところへは誰もきてくれないんや。誰か横にいて話してくれると辛いのもましになるのに」


必要最低限度以上の訪室をしているにも関わらずこの調子。

それは私達の仕事の一つではあるけれど、

訪室して1分もたたないうちにナースコールの乱用ばかりされたら、


「家族にきてもらえば?ムリなら家政婦雇えば?」と言ってやりたいところをぐっとおさえて


得意の八方美人でファイトするしかない。


夜勤中にそのパワーが残されているかが問題だけど。
[PR]

by himenobile | 2009-11-02 12:08 | ♪うらら日記